こんにちは!
seiです!
- プログラミング始めたいけど、必要なPCスペックはどのくらい?
- 自分の目的に合ったPCを選びたい!
- できればコスパがいいものがいい
今回は上記のような悩みを持った方向けに、
webアプリ開発から機械学習まで経験してきた現役エンジニアのseiが解説します!
プログラミング学習に適したPCとは
PCを選ぶ上で絶対に考慮すべきものは以下3点です。
- CPU
- メモリ(RAM)
- ストレージ
これからそれぞれ説明しますが、めんどくさい人はこれを呪文のように覚えてください。
CPUはcore i5(アイファイブ)以上、メモリ8GB以上、ストレージはSSDが128GB以上全体で256GB以上。
CPUとは
CPUとは、パソコンの脳みたいなものと思ってください。
脳みそのスペックが高いと早く計算が終わります。また同時に複数の計算を行うことができます。
パソコンではいろんな命令を処理するのに計算が発生することがあります。
頻繁に大規模なコンパイルを行ったり、高度な数値計算を行う場合は、高性能なCPUが必要となります。
CPUにはIntel製とAMD製のものがあります。
市場に売られているのはIntelが主流なので、適当に選んでもIntelのCPUが搭載されていると思います。
Intelには世代とシリーズがあります。
世代には第1~第12世代、シリーズにはcorei3,corei5,corei7,corei9があります。
例えば以下の表記だと、9000番台なので第9世代のcore i7 シリーズということになります。
Core i7-9750H
CPUは第7世代以上のcore i5がおすすめです。
世代による性能差とシリーズによる性能差は、基本的にシリーズによる性能差のほうが大きいです。
例えば、第8世代のcore i7 と第9世代のcore i5なら、第7世代のcore i7のほうが性能が高い場合が多いです。
メモリ(RAM)とは
メモリは机の広さに例えられることが多いです。
机の上がプリントで埋め尽くされている状態を想像してください。
いくらCPUで高速に計算できても、それを紙に書いて机に置こうとしたときに、おける場所がなければ処理はそこで止まってしまいます。今机の上にあるプリントを捨てて、新しい場所を作るまで処理は始まりません。
CPUさんは次の処理をするときに前の処理内容は忘れてしまうんですね。だから短期的に記憶できる場所が必要です。
それがメモリです。
メモリが多いと、処理が高速に行える、複数のブラウザ、複数のアプリケーションを立ち上げることができるなどの効果があります。
メモリは8GB以上じゃないと絶対ダメです。
4GBは使い物になりません(笑)
できれば16GBのものが良いです。
ストレージとは
ストレージとは、長期的にデータを保存する場所です。
例えるなら本棚でしょうか。
メモリと単位が同じなので、間違わないようにしましょう。(GB)
iphoneの64GBや128GBとかはストレージの事ですね。
ストレージにはSSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)があります。
SSDを選んだ方が良いです。
SSDの特徴
- 価格が高い
- 読み込み、書き込みが早い
- うるさい音がしない
- 衝撃に強い
HDDの特徴
- 価格が安い
- 読み込み、書き込みが遅い
- うるさい音がする
- 衝撃に弱い
僕は128GBはSSD、128GBはHDDのハイブリッド型を使っています。(価格を抑えたかった)
ストレージは256GB以上がおすすめです。
256GBあれば、動画の保存等もできるので安心です。
プログラミング目的別に必要なPCスペック
以上が基本的な考慮点ですが、さらに具体的にどのようなスペックが必要なのか、プログラミングの目的別に見ていきましょう。
Webアプリ開発の場合
基本的に上記のPCのスペックで問題ないです。
しかし、DockerやWSL、仮想マシンを使う場合は8GBだと足りない場合が多いです。
最低16GBは欲しいです。
複数のブラウザや開発ツールを同時に使う場合は、RAMの容量が足りないと遅くなってしまいます。
スマホアプリ開発の場合
スマホアプリ開発の場合はwebアプリ開発よりも高性能なPCが必要になる場合が多いです。
理由は開発に使うツール(統合開発環境)が、高度な機能やエミュレータを含んでいてリソースを消費するためです。
具体的にはベースのスペックのメモリを増やした、以下のスペックのPCが良いです。
- CPU(corei5/i7)
- メモリ16GB以上推奨
- SSD(256GB以上推奨)
また、特にiOSアプリを開発する場合はMacが必要になります。
デザイン業務を行う場合
デザイン業務も多く行う場合は、グラフィックス性能の良いPCを選ぶことが大切です。Adobe系のソフトウェアをスムーズに動かすためには、高性能なGPUと十分なRAMが必要になります。
こだわると、とことんまでこだわれるので、自分の必要としている機能をはっきりさせると良いです。
推奨されるスペックは以下です。
- CPU(corei7/i9)
- メモリ16GB以上(できれば32GB以上)
- SSD(256GB以上推奨)
- 動画編集や3Dグラフィックを扱う場合はGPU(NVIDIA GeForce RTX3000番台がおすすめ)
機械学習やディープラーニングを行う場合
扱うデータ量によってかなり変わってきます。
機械学習はweb開発時と同じくらいのPCスペックでいける場合もありますが、ディープラーニングを行うには非常に高性能なPCが必要です。
データ量6000ぐらいでディープラーニングでなければ、8GB core i5 PCで開発することが可能でした!
ディープラーニングの場合の目安スペック↓
- CPU(intel core i7/i9)
- メモリ32GB以上
- SSD256GB以上
- GPU(NVIDIA GeForce RTX3000番台以上)
ディープラーニングを行う場合はNVIDIA製のGPUが必須です。
また、最近はやりの画像生成系AIを使う場合も、機械学習と同様に高性能なGPUが必要になります。
僕も自分のPCでモデル使って画像生成してますが、GPUがギリギリのスペックです。(GeForce RTX1650)
WindowsかMacどっちを選ぶべき?
Windowsにするか、Macにするかで悩みますよね。
以下の基準を参考にしてみてください。
Macを選ぶべき人
- IOSアプリ開発をしたい
- UI/UX、デザインに興味がある
スマホアプリ開発においては、開発対象のOSが重要な選択基準となります。
特にiOSアプリの開発はAppleの開発ツールであるXcodeを用いるため、Macが必須となります。そのため、iOSアプリ開発を主な目的としている方は、Macを選択するべきです。
また、デザインを重視する方、特にグラフィックデザインやUI/UXデザインなどの作業を行う場合、Macが一般的に選ばれます。、Macはが美しいディスプレイや優れた色再現性を持つ上に、デザイナー向けのツールが充実しているためです。そのため、デザイン作業を頻繁に行う方はMacを選ぶと良いです。
Windowsを選ぶべき人
- 上記に当てはまらない人
- スタイリッシュさよりも実用性を重視する人
一方、前述の条件に当てはまらない場合、つまり一般的なウェブ開発やデータ分析、AI開発などを主に行う場合、Windowsでも良いです。同じスペックだったらMacよりもWindowsのほうが安いのも有難いです。
最終的には好みの問題になりますので、最初のPCはWindowsを選んでみるのがおすすめです!
プログラミングにおすすめのPC
ここからはおすすめPCの紹介です!
僕はWindowsPCはマウスコンピュータで購入しています。
理由は
- 一部分のみ別パーツに変更するなどのカスタマイズが可能
- 高スペックなのに低価格
- メモリ増設できる場合が多い
こんな感じです。
16GB搭載のPC買って、メモリが増設できなくて買い換えないといけなくなった友人がいますので、メモリ最大容量は要確認です!
①DAIV S4-I7G1BCB-A (Web開発、アプリ開発向け)
- インテル® Core™ i7-1260P プロセッサー
- 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) / 最大64GB (32GB×2)
- M.2 SSD 512GB (NVMe)
- グラフィックス GeForce® GTX 1650
- 本体重量(kg) 約1.44kg
- 139,800円~
ノートPCなら上記のPCがめっちゃおすすめです!
上記スペックならweb開発、アプリ開発共に十分に行うことができます!メモリ最大64GBなら文句ないです。
M.2 SSDはノートPC用のSSDです。GPUは GTX 1650なので写真編集はバッチリできます。軽い動画編集までなら対応できますね。
僕が3年前に購入したノートPCはゲーミングPCで14万だったのですが、上記PCはすべての項目において僕のPCを上回るスペックです(笑)
僕のPCで唯一不満なのは、重量なので1.4kgほどの上記PCは持ち運びやすくてうらやましいです。
②DAIV S4-I7G50CB-A (生成系AIで遊びたい方)
- インテル® Core™ i7-1260P プロセッサ
- 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) / 最大64GB (32GB×2)
- M.2 SSD 512GB (NVMe)
- GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU
- 本体重量(kg) 約1.44kg
- 149,800円~
こちらも先ほどのPCとほぼ同様のスペックです!
web開発、アプリ開発はもちろん、動画編集にも対応可能です。
生成系AIをPCにインストールして遊びたい方もこのくらいのGPUであれば、イライラせず遊べると思います!(それでも一枚生成するのに5秒くらいかかるようです)
ただ、目的の画像を生成するために、連続で何枚も画像を出力したい方はRTX™ 4000番台が良いです。
③mouse B5-I5I01SR-A できるだけ最小限スペックでいきたい人
- インテル® Core™ i5-1155G7 プロセッサー
- 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) 最大64GB (32GB×2)
- M.2 SSD 512GB (NVMe)
- 99,800円~
マウスで条件を満たす最小スペックのPCはこちらでした。
ギリギリぴったりのスペックのものは新品ではなかなかないですね…
マウスのPCはコスパはほんとに良いですが、より低価格を求めるのであれば中古PCの購入を検討してみてください。
中古PCを購入するなら、パソコン工房がおすすめです。
基本保証が1年間ついていて、サポートがしっかりしています。
④Macを買いたい方へ
Macは基本的に定価で買うしかないです。
ブランドが強いのでなかなか安くなりません。
ですが、Apple公式の「整備済み製品」ページなら安く買えます。
なるべく費用を抑えたい人は覗いてみてください。
初期不良などで返却されたAppleデバイスをApple社自身が整備、クリーニング、動作確認のチェックを済ませた製品の事です。一回人の手に渡っているので新品とは言えないものの、最大15%オフの割引価格で購入できます。
まとめ
僕も始めて自分でPCを購入したときは分からないことだらけでした。
特にエンジニア向けのPCだったら何かと必要そうなものがありそうですよね。
今回ご紹介したスペックのPCを選んでいただければ、基本的な開発は問題なく行えるはずです。
プログラミングで大切なのは学習することです。
2=3万の差はプログラミングができるようになれば、誤差みたいなものなのでPC選びに時間を使い過ぎないようにしてください!(僕も最初はめっちゃ調べてました)